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発信上手で受け取り上手。型にハマらず、学びも遊びも全力で取り組む個性派メンバーが集う創造コースはおもしろい!

創造コースには、どんな先輩たちがいるの?

そんな疑問に答えていく生徒インタビュー!
今回は、創造コース2年生の中村颯希(なかむらさつき)さんに話を聞きました!


授業もクラスメイトも独創的で個性的

ーー中村さんが創造コースを選んだ理由は何ですか?

追手門学院の創造コースは、母のすすめで入りました。もともと目的のない勉強が苦手だった私は、受験勉強に身が入らず、今の偏差値で入れる、制服がかわいい公立高校に進学するつもりでした。でも母は、私に合う学校はないかと探してくれたようで、そんな中から見つけ出したのが創造コースでした。

私は小学5年生から中学3年生まで塾に通っていたのですが、その塾は型にハマった授業はせず、グループワーク中心の「探求」に力を入れているようなところだったんです。その塾の雰囲気が好きだったことは母も知っていたので、その塾と雰囲気が近い学校をいろいろ探してくれたのだと思います。

実際に体験会やコース説明会に参加してみたら、確かに私が好きな雰囲気かもと思ってここに行こうと決めました。

ーー創造コースのどういった部分が自分に合うかもしれないと感じたのでしょうか?

学校説明会で先生や校長先生の話を聞いたときに、この学校は勉強の成績以外も見てもらえるから楽しめそうだと感じました。

先生が前に立って授業をするスタイルが好きじゃなくて、「高校もそういったところに行かないといけないのかな...」と悩んでいた中、この学校ならそんな不安はいらないと思えたんです。

そこで最初は併願で受験するつもりだったところを専願に変えて、受験勉強にもしっかり取り組んで無事に入学することができました。

話を聞いた中村颯希(なかむらさつき)さん

ーー専願一本に変えるほど、中村さんが望んだ環境が創造コースにはあったのですね。クラスの雰囲気はどんな様子ですか?

個性的なメンバーがそろっている印象です。

最初から個性を発揮していた人もいれば、徐々に個性を出してきた人もいてさまざまですが、授業中の発言やアウトプットなどを見ていると、みんな独創的でおもしろいなと思います。だからこそ、一人ひとりの影響力も大きく出る環境です。誰か1人がしんどそうにしていたら、雰囲気がなんとなく伝染するのか、クラスの空気感も変わります。

創造コースにいる人たちは、受け取ることが上手だからこそ、他人の小さな変化も敏感に察して空気に出るのだと思います。おそらく他の学校では見られない、本当におもしろい個性が集まったクラスです。

どんなときでも全力で取り組む仲間の存在が支えになる

ーー創造コースにはいろいろな授業やプロジェクトがありますが、特に印象に残っているものは何ですか?

1年生の学年末に実施した「アートプロジェクト」は自由度が高くておもしろかったです。

そのプロジェクトでは、国語や理科などの教科から「自分が何を学んだか」「学んだ中に含まれている概念は何か」といったエッセンスを抽出して、そのエッセンスを音楽・言葉・身体を使ったアートで表現するという課題だったのですが、私は最終的にはとても大きなキャンバスに自分の好きなことを書くというアウトプットに仕上げました。

大きなキャンバスに書くなんてなかなかできない体験だったのでとても楽しかったのですが、学びの概念を抽出する過程では頭を悩ませる場面もたくさんありました。私だけでなく、周りのみんなも苦労していてしんどそうでしたね。

ーー創造コースならではの楽しさ、悩ましさがありそうですね。

はい。創造コースの授業は板書された内容をノートに書くような一般的な授業とは違うので、楽しくもあり、難しくもあるというのがおもしろいポイントだと思います。

ただ、みんなで何かに挑戦するようなプロジェクトは、やはり楽しい思い出のほうが残ります。私は、どんなときもみんな全力で、何を言っても受け入れてくれる創造コースの雰囲気が大好きです。

以前、歴史総合の授業を教えてくれている奥先生の話から思いついて、岩倉使節団の有名な写真を再現しようという話になり、わざわざちょんまげまで用意してみんなで実現させたことがありました。撮った写真は創造コースのインスタグラムに載せたので、探してみてください(笑)。

そんな遊びでも全力で取り組んでくれる仲間がいることは、学校生活を過ごす上でとても大きな支えになっています。

一緒に学ぶ仲間が大きな支えになっていると語る中村さん

ーー良い仲間と出会えたのですね。皆さん個性が強いとのこと、仲間同士で意見がぶつかることもありますか?

これまでにあったのかもしれませんが、何でも言葉にしやすい環境なので、ぶつかったというイメージは持っていません。創造コースにいると自分の考えをアウトプットする場面が多いので、アウトプットを繰り返すうちに意見が言いやすくなりますし、聞き手側も、受け取り上手になるんですよね。

プレゼン1つをとっても一生懸命に聞いてくれるし、聞いている側のみんなも発言をしてくれます。また、何か悩むことがあったら一緒になって真剣に考えてくれるんです。何をやっても全力で取り組む人たちが集まっているので、学校生活を楽しみやすいと思います。

安心安全な創造コースの外で、もっと自分を試したい

ーー創造コースでの学びを通して、中村さん自身が変わったと思う部分はどんなところですか?

少しだけ自分に自信が持てるようになったことと、これまた少しだけ「あきらめ癖」がなくなりました。

高校に入るまでの自分は、得意なことを聞かれても本気で見つけられなかったし、何事も6割ぐらいできていればそれで良いと思っていました。けれど創造コースに来てからの自分は、「これが得意」と言えるものができたし、周りがみんな本気だから、負けず嫌いな自分が出てきて「もっとやってやろう」という状態になります。学校生活も基本的に楽しめていて、いい意味でたくさんの変化が生まれました。

ーー「基本的に」楽しめているということは、一方で大変な面もやっぱりありますか?

先ほども少し触れた自由度の高いプロジェクトに伴う大変さもありますし、創造コース特有の大変さかもしれませんが、「ここまでできたら100点」というゴールがないので、どこまでやっても終わりのない感覚になることはあります。

ある日はテストがあって、またある日はプレゼンがあって、さらにはその翌日に課題の提出があってという怒涛の日々を過ごしたときは本当にしんどかったです。

何よりみんなとの距離が近い分、私より頑張っているみんなの姿を見て劣等感を抱くこともありました。とはいえ、ずっと下を向いていても仕方がないですし、これからも自分がやってみたいことに時間を割いていきたいですね。

ーー最後に、中村さんがこれから挑戦してみたいことを教えてください!

学校の外に出て、もっといろいろなチャレンジを重ねたいです。創造コースは自分を受け入れてくれる安心安全な環境で、何か新しい挑戦をするときも不安を抱くことはなくなりました。ただ、何かに取り組みやすい環境になった反面、刺激を感じることが少なくなったと思うんです。

1年生の冬に、東京の学校と合同で商品開発をするプロジェクトに参加したことがありました。学外の生徒とチームを組んでプレゼンに挑み、最優秀賞を獲得できたことが本当にうれしくて。プレゼンにたどり着くまでの過程も楽しかったし、もっとこういう経験を重ねたいと思いました。

私は楽しくて熱量のある会話をすることが好きなので、もっと学外の人と会って、いろいろなテーマで喋ってみたいです。そして、時には失敗するかもしれないけれど、いろいろなチャレンジを通して人間的にも成長していきたいです!

みんなにも読んでほしいですか?

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