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ここには、社会とのつながりを実感できる学びがある。可能性を広げてくれた、創造コースの多様な学内外のプログラム

創造コースには、どんな先輩たちがいるの?

そんな疑問に答えていく生徒インタビュー!
今回は、創造コース2年生の青木 美緒さんに話を聞きました!


学ぶ意味や楽しさを感じられる授業

ーー青木さんが創造コースに入学しようと決めたきっかけを教えてください。

たまたま学校からもらってきたチラシの中から親が「この学校、おもしろそう」と紹介してくれたのが追手門学院でした。中学の友達がいない、家から遠い学校を探していたこともあり、興味を持ちました。

実際に体験授業に参加してみて、今まで学校で習ってきたこと、例えば数学の方程式も「社会に出て使うことはないだろう」「なんで学んでいるんだろう?」と疑問に感じていました。でも実はちゃんと社会と結びついていると素直に思えてきて、「ここだったら楽しく学ぶことができる!」と入学を決めました。

ーー体験授業のときに思ったことは入学しても感じる瞬間はありますか?

1年生の学期末のプロジェクトが特に印象に残っています。1年間の授業の中から、自分なりに結びつけてアートにするというプロジェクトでした。

私がテーマに選んだのは、世界恐慌。普段の授業では、その内容を詳細に触れられるわけではなかったので、用語として覚えているだけでした。テーマを決めてから、世界恐慌について改めて本やインターネットでいろいろ見て調べてみると、授業で学んだことや先生が何気なく話していたことが深く理解できて楽しかったんです。

具体的には、世界恐慌はイギリスの産業革命を発端に広まっていき、最終的には遠く離れた日本をも巻き込んで世界的な恐慌にまで発展してしまうことにとても驚きました。

自分が作った作品についてクラスメイトに説明するだけでなく、仲間が発表した内容について共有し合う機会もあるので、学び合いができるところも創造コースの好きなところです。

話を聞いた、青木 美緒さん

ーー自分の興味を深掘りしつつ、仲間と学びあうことができるのはおもしろそうですね。

きっと普通科の高校に行って普通に生活しているだけでは縁がなかった人に出会えたのは、創造コースに入学してよかったことの1つです。

クラスメイトとの出会いもそうですが、外部の人がきてくださるプロジェクト型の授業があるのも魅力的です。任意参加のプログラムもたくさん紹介してもらえて、そこでのさまざまな出会いもあります。

私は、興味のあるプログラムには進んで参加するようにしてます。参加しておもしろかったプログラムの一つに、「ガチ探究」があります。このプログラムは、追手門学院だけでなく3、4校が合同で集まって行われるプログラムでした。

企業が発売してる人間ドックのオプションに血液検査をどうやって導入するかを考えるコンペ(競技)をするというもの。4月から夏休みまでという長いプロジェクト期間で、じっくりとみんなでアイデアを出し合いました。

私のチームでは血液検査の結果を元にhabiticaというタスク管理ツールを使って、タスクをクリアしたら敵に攻撃できるというような、ゲーム感覚で健康習慣をつけてもらうアプリを開発する企画を考えました。

やるか・やらないかを決めるのは、自分

ーー他にも授業以外のプログラムに参加したものがあれば教えてください。

高校1年生のときにJENESYS(対日理解促進交流プログラム)というプログラムに参加しました。これもとても思い出に残っています。

このプログラムは、外務省が企画しているもので、東南アジアの人と電話をつないで一緒にSDGsなどさまざまなテーマについて語り合うというもの。

学校にたまたまチラシが貼ってあったことがきっかけで、申し込みをしてみました。申し込んだ動機は単純で、なかなか外国の人と話す機会ってないよなという気持ちから。でも、実際は何を言っているかが全く分からなくて(笑)。分からなかったことがかなりショックだったので、そのときを境に、英語を進んで学んだり、外国について調べるようになりました。

ーー外部のプログラムなどを活用して、多様な経験をされているのですね。チャレンジすることに、ハードルの高さを感じたりはしないのでしょうか?

せっかく参加できる機会があるなら、参加できるものは参加してみようと思って飛び込んでいます。中学生時代にはそのような機会が本当に何もなくて。でも創造コースに入学してみて、こんなにもいろいろなチャンスが転がっていて、自分でも参加できることにとても驚きました。

私は勉強が得意ではない方だと思っているので、勉強以外で何か積極的に行動する中で、他の人とは違う武器をもっと身につけたいと思っています。だから挑戦の機会を準備してもらえたら、できるものには参加している感じです。

ーー学校での学びと両立しながらプログラムに参加するのは、大変だったのではないですか?

確かに学業と両立するのは大変でしたね。ある程度自分で自分のことを管理できないと、大変なことになってしまいます。

テストの期間とプログラムの期間が被ったら、課題が山積みになります。でも正直に言うと、私はその管理が苦手なタイプでした。でも、できなかった経験も踏まえながら、やりながら学んで覚えている最中です。

創造コースには、本当にたくさんの挑戦する機会が準備されています。でも、たとえ準備されていたとしても、やるかやらないかを決めるのは自分。人が決めてくれるものではありません。自分がやりたいことを叶えるために、自分で決める自由がある。だからこそ、これからの自分には何が必要かを見極めて学ぶようになりました。

自分と他者の強みに気づき、お互いの存在を生かし合える場所

ーー積極的に挑戦するようにして、良かったことはありますか?

私の言葉で伝えるなら、「自分の中でストックされている人間のバラエティが増えた」という感じです。

どんな意味かというと、プログラムに参加すると、普通に過ごしていたら絶対に出会えなかった全国の人とつながることができます。もしかしたら、お互い一生知り合わないまま、出会ってすらいなかったんじゃないかとすら思います。

学校の中だけじゃなくて、外に飛び出してみて得られた出会いはとても魅力的。学校外で出会った人の話を聞くと「大人もいろいろなことに挑戦して、おもしろいことをしているんだ!」と、自分の中の選択肢や可能性が広がっていくようにも感じました。

ーー創造コースに入学してから、青木さんが成長を実感できたと思うことはありますか?

創造コースでは、授業は3年間同じメンバーで一緒に学びます。グループ活動も多く一緒に勉強していく中で、だんだんと自分の役割が自然と分かってきます。役割とは、活動の中で自分が一番役に立てる部分のことです。グループで学ぶことを通して、自分だけではなく、もちろんチームの強みにも気づくことができます。

だから困ったときは、私が苦手なことを得意なメンバーに頼って助けてもらって、でも自分が得意で役に立てることは自分から助けにいったりして。そうすることで、チームワークの生かし方が身についたと思います。

ーーそんな風に日々成長を感じている青木さんは、どのような未来を思い描いていますか?

実は今、記者やジャーナリストに魅力を感じ始めています。親の影響もあり、小さい頃からニュースを見ることが多くて。その影響からか記事に触れることも多く、書くことに興味を持つようになりました。

また、高校になってからはUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のショーを観に行った際にカメラで写真を撮ることにハマっています。それから、道端のかわいい花やタイルなど、自分がかわいいと思ったものを写真に撮って、集めています。最近は、友達と植物園に行ってサボテンの写真を撮ったりもしました。

そんな自分の身の周りにある、ちょっとした気になるものや気になることを集め続けて、ゆくゆくは記事にまとめて発信をしていきたいです。実は一回書こうとして途中で挫折しているので、今回は発信まで達成したい。そして将来は、社会に問題定義できるような問いを世の中に届けられるようになりたいです。

みんなにも読んでほしいですか?

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